近藤
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渋谷さんとはなんで知り合ったんですか? |
松村
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1970年か71年ぐらいの、まぁ偽物のヒッピーみたいなのがいた頃に、新宿に「ソウル・イート」とい |
うロック喫茶があったんですよ。そこで渋谷がDJやってたの。 | |
近藤
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松村さんはそこに遊びに行って? |
松村
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客で行ってた。19〜20才ぐらい。 |
岡崎
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1970年代にDJがあったんだ。 |
松村
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ヒドイDJだよ、だけど。 |
高橋
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いまのDJとは違うの? |
松村
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「はい、それではシカゴのニューアルバムのB面をかけます」で、かけるだけ。それDJか?オマエ、 |
みたいな(笑)。 | |
一同
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(笑) |
高橋
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すげーアバウトですね。 |
近藤
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松村さんもDJやるっていう話は? |
松村
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このあいだDJやったよ、1月。高橋くんがちゃんとやるようなのをやりましたよ。面白かった。 |
岡崎
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どこでやったんですか? |
松村
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えーとどこだっけ? 中野のロッキンオンの若いヤツがやってるところで。けっこう盛り上がって、 |
1時間半やりましたけど。 | |
近藤
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1時間半凄いよね(笑)。 |
高橋
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凄い。 |
岡崎
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それ全部アナログですか? |
松村
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いやいやCDで。それほど面倒くさいことやらない。頭出ししてどんどんかけてくっていう。 |
高橋
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松村さん、なにかけたりするんですか? |
松村
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1曲目、ポールの「ジュニアズ・ファーム」で、2曲目はブリンズレー・シュワルツの「ピース, ラブ・ |
アンド・アンダースタンディング」そこまで覚えてるけど。いわゆる60年代70年代のポップロック。 | |
近藤
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すっごい聴きたいね(笑)。 |
高橋
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ねぇ。ちょっと楽しそうだよね。 |
岡崎
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DJ対決してよ。 |
高橋
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そういうのいいなぁ。 |
近藤
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やっぱかけてるほうも楽しいんですか? |
松村
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楽しい。 |
岡崎
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DJね。僕らやりませんね。 |
松村
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あれは、面白いよ、本当に。 |
高橋
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まぁ自分の好きな歌が大っきい音で聴けるっていうのは。 |
松村
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そうそう。 |
岡崎
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ある意味、自分のためにかけてんの、あれ? |
高橋
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究極、そうね。 |
松村
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それでね、後半ビートルズにしたんだけど、イントロ無しが一番カッコイイよね。 |
高橋
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あ、それわかります。「キャント・バイ・ミー・ラヴ」とかかけたとき、けっこう気持ちよかった。 |
松村
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あと「オール・マイ・ラヴィング」とかカッコイイんだよ、やっぱ。そのまえにELOをかけたのね。な |
んかポップだけどグシャグシャしたものをやって、それがウワ〜っと消えたときに♪コージョライ〜っ | |
て。ポールってイントロ無し多いじゃない? あれカッコイイわ、やっぱ。 | |
岡崎
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パーン!とやって入る。 |
高橋
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そうそう、気持ちいいの。ビートルズもああいうところで聴くと、やっぱ改めていいなぁと思いますよ |
ね。DJやるとき、ビートルズ必ずかけるんですけど。なかなか大っきい音で聴く機会ないじゃないです | |
か、家だと。 | |
岡崎
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うん、かけらんないもんね。去年ファンクラブのイベントで「オール・マイ・ラヴィング」やったね。 |
近藤
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やったねー。 |
岡崎
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でもカウントは5つで入りましたね。やりづらいから。 |